昨日の夜のことです。近くで交通事故があり通行止めになっていました。
68歳の女性が運転する軽自動車が、横断歩道を渡っていた80歳の女性をはねて、意識不明の重体とのこと。運転していた女性は現行犯逮捕されたということです。これだけ読めば、けしからんとなるのですが、この事故現場はずっと以前から危険が認識されていた場所です。県道なので、物申すとしたら山口県なのかもしれませんが、早く対処できていたらと思います。
赤丸のところにある横断歩道が事故現場です。A方向から来た軽自動車にはねられました。写真でははっきりわからないかも知れませんが、この先が橋なので3mほど登っています。
グーグルアースのカメラは高い位置にあるので、横断歩道のゼブラマークがかろうじて見えていますが、普通のクルマでは見えません。手前のダイヤマークが映っていますが、実際は薄れていますし、昨夜の事故は雨降りの午後7時前(日の入りが午後6時35分)に起こっています。
橋の手前までは対面2車線でセンターラインがありますが、その先は左側の家があって道幅が狭くなってセンターラインはありません。そのうえ緩やかに左にカーブしています。見通しはとても悪くて、C側から横断歩道を渡る歩行者を認知できるのは、ごく間近になります。
横断歩道の位置が一番高いので、対向車も認知し難く、この時間帯ならライトで照らされることにもなります。さらにB側の道が手前にあって(C側と直行していない)鋭角に交差点に進入してきますので、注意が必要です。
A側からですと、横断歩道は変則的な交差点の先にあるので、どこで停車していいのかも判断し難いのです。B側の道が侵入する手前で停車するのが正しいのでしょうが、停止線も無い坂の途中で停車することになります。
尚、D側から走ってくる場合も同じように、横断歩道は直前まで認識できません。要するに、この横断歩道はとても危ないのです。
実は、このCからBへのルートは、私のお気に入りのジョギングコースです。Cの先はさくら堤公園で、今の季節は桜吹雪の下を走れます。Bの先は厚東川大橋につながります。
私もこの横断歩道では怖い目にあったことがあるので、橋の西詰にある押しボタン式信号機の横断歩道に迂回することが多いです。往復200mにはなるので、80歳のおばあちゃんに迂回しろとは言えません。
交通事故は被害者にも加害者にも大きな影響を与えます。道路施設側での対策が必要だと思います。