ノロウイルスが原因になった食中毒事故を起こした弁当センターが閉業するというニュースです。今年はノロウイルスに関するニュースをよく目にする印象です。
ノロウイルスそのものを排除するのは、とても困難です。ノロウイルスは人と人でも感染して、無症状にまま腸管に長ければ何週間も存在するそうです。海中にあるノロウイルスは牡蠣、ほたて、あさり、しじみなど二枚貝に蓄えられて、これを食べることで人に移動します。

とてもやっかいなことに、ノロウイルスに感染しても症状が出ない人が多いこと、症状が出て収まった後でもかなり長期にウイルスを放出することです。人から人への感染があるので、自分がウイルスを持っているかどうかの判断ができません。
さらにノロウイルスは結構強くて、普通の手洗いでは完全には除去できないそうです。また、コロナのときに多用されたエチルアルコールでも不活化しない(効果が無い)ということで、薬剤としては塩素系消毒剤を使うしかないそうです。
牡蠣やほたての生食がノロウイルスには危険と言われますが、熱にも強くて加熱調理するあさりやしじみが、加熱不足から感染経路になった例も多いそうです。
何かの事情で、今年のノロウイルスが多量発生したのかと思いましたが、感染研のデータをみると、どうもそうでもなさそうです。ノロウイルス自体は、連年通りかむしろ控えめなのですが、偶然に多数の被害がでる食中毒があったということのようです。
ノロウイルスに関しては完璧な防御策はなさそうです。寒い時期ですが、健康な体を維持して、免疫力を高めておくことが一番の予防になりそうです。
とはいえ、手洗い・うがい・十分な加熱調理・清浄な調理器具というのが前提です。