都道府県別の幸福度が調査して公表されています。
2024年の幸福度ランキングの1位は沖縄県、2位は大分県、3位は宮崎県と九州3県がトップ3です。4位に和歌山県、5位に福井県と九州以外の県が登場します。どんなランキングでもたいてい中位になる、山口県は17位と安定の位置にランキングされています。
幸福度ランキングの最下位47位は神奈川県、46位は大阪府、45位は新潟県となっていて、かなり意外な印象です。
(※)幸福度は「あなたは幸せですか」という設問に対し、「とても幸せ」「少し幸せ」「どちらでもない」「あまり幸せではない」「全く幸せではない」の5段階で評価してもらい、それぞれ100点、75点、50点、25点、0点として加重平均した。47都道府県の平均は65.9点。

一般的には、経済的に豊かなことが幸福度を高めるような気がします。
そこで一人当たりの都道府県民所得と幸福度の関係を散布図にしてみました。但し、東京都は凄く外れるので除外です。
まぁ、幸福度1位が沖縄県で、最下位が神奈川県ですから、容易に予想されることですが、経済的な豊かさと幸福度には相関がありません。むしろ、所得の少ない都道府県の方が幸福度が高い傾向がみられます。
尚、地方で過疎の県のほうが幸福度が高いというわけでもなく、東西南北の地域性もあまりありません。健康度ランキングとも相関はなさそうです。
なかなか難しいところですが、「県民性」というぼんやりした概念で捉えるしかなさそうです。むやみに肩をいからせるのではなく、力を抜いて生きていく県民性が、自分も周りも笑顔にするような気がします。人はささいな日常になかにこそ、幸福を感じるものだということなんでしょう。