いぶきといぶき2の観測データが訴えているもの

日本の温室効果ガス観測衛星(GOSAT)は、2009年に打ち上げられた「いぶき」と2018年の「いぶき2」の2基です。☞ JAXA 温室効果ガス観測衛星

 

「いぶき」の観測データを下に示しました。毎年9月の月間CO2濃度の平均を、2009年から2023年までの18年間、上3列に示しました。下の大きな図は2024年9月のものです。

2009年のCO2濃度は青で示されているように380ppm程度でしたが、18年の間に徐々に緑色からオレンジ色に変化して420ppmを超えるようになっています。

 

GOSATのWebサイトで細かくみると、CO2濃度の特に高いホットスポットが発見されます。この「いぶき」のデータは、とても有用だと思うのですが、解析が十分なのか少し心配です。日本の国際的な影響力を高める役にも立つと思います。