今年の夏は暑かったので~10月も終わり近くの今日も暑いですが・・~かき氷がたくさん売れたそうです。
かき氷を美味しくするには、軟水のミネラルウォーターを使ってつくったブロック氷を、表面が僅かに溶け始めて曇るくらいまで少し温めてから、かき氷機のよく研いだ刃でつくるというのが王道です。そんななか、砂糖水でかき氷をつくるとプロ並みに美味しいかき氷がつくれるという話を聞きました。 ☞ 食育のためのお砂糖研究所 Webサイト
水(液体)を冷やしていくと、氷(個体)になります。そのときに、水分子が固く結びついて動かなくなるわけですが、砂糖水の場合は砂糖の分子が水分子の間に入り込んで、固く結びつくことを邪魔するのだそうです。このため、フワフワでサラサラなかき氷になるそうです。
ちょっと試してみましょうかね?
ところで、この理屈なら無理に砂糖でなくても塩でもよさそうです。実際には塩水でも同じようにフワフワでサラサラになるようですが、残念ながらかき氷としては食べられたものではないということです。やはり、砂糖がいいですね。
検索したサイトは、ウェルネオシュガー株式会社のものです。実は、この会社名は聞いたことがありませんでした。
調べてみると、ウェルネオシュガーは今年の10月1日に伊藤忠製糖と日新製糖(住友商事系)を吸収合併しています。砂糖業界第2位の製糖会社です。
業界1位は、DM三井製糖です。三井製糖と大日本明治製糖(三菱商事系)が一緒になった会社です。業界3位の日本甜菜製糖もDM三井製糖と資本業務提携をしています。業界4位の塩水港製糖も三菱商事の系列です。製糖会社はみな商社系列に連なっていて、丸紅系の東洋精糖、双日系のフジ日本精糖があります。
砂糖の国内消費は減少しており、国内生産も合わせて減少しています。輸入される砂糖が円安の影響で高騰していることもあって、砂糖業界は少し厳しい環境のようです。業界の再編が続いていくようです。