北朝鮮の兵士がロシアによる軍事侵攻が続くウクライナに投入されるようです。
ウクライナ側にある欧米社会はこれを非難していますが、もともとロシアのウクライナも外国人部隊を受け入れていたので、今さらな感じはします。ウクライナが創設したいわゆる国際部隊には50か国以上から2万人以上が参加しているといいます。ロシアもいわゆる義勇兵を数万人規模で配置しているといわれます。
そこに加えての北朝鮮兵の派兵です。国際法とかに抵触するわけではなさそうですし、傭兵と片づけるわけにもいかないでしょう。
但し、国際部隊や義勇兵との違いは、これまでの派兵がそれぞれの出身国で公式に認められていない、違法なものが含まれていた懸念があります。
実際にウクライナの国際舞台には日本人も参加していたようですが、これを日本は認めてはいません。
今回の北朝鮮兵の場合は、北朝鮮政府と北朝鮮軍が正式に認めたものである点で、少しこれまでとは異なるように思います。つまり、見方によっては北朝鮮という国が、同盟国ロシアとともにウクライナと戦争をしている景色になりかねません。
ロシアも北朝鮮も、ともに地理的に日本の隣国です。何だか、安閑とはしていられない気分です。日本は選挙ウィークに入っており、選挙後は政権の流動化が必至の様相ですから、外交機能が低下していないか心配です。
企業経営者としても、今後の動向に注意が必要です。さしずめは、北朝鮮兵捕虜の取扱いと、北朝鮮大幅増派と見返りにロシア軍事支援拡大などがあるのかないのかですね。