いまさらですが、ビッグマック指数

3日続けて、モノの値段のお話です。最新のビッグマック指数を確認しましょう。

 

マクドナルドのビッグマックは、ほぼ全世界でほぼ同一品質で販売されています。写真はアメリカのマクドナルド公式サイトのものですが、サイズも具材の構成なども日本のものと全く同じです。カロリーや栄養素の表示も、項目によっては10%程度のズレはありますが、ほとんど同じです。

 

ビッグマック
ビッグマック

各国でのビッグマックの価格を比較すると、各国の経済力の差を把握することができます。

 

日本のビッグマックは、最低価格が1個480円です。山口県は480円ですが、東京の都心では530円とかになります。

仮に500円として、為替レート145円/ドルで計算すると3.4ドルです。

 

アメリカのビッグマックは地域によって大きく価格が異なるようです。ちょっと検索してみると、3.99ドルから7.99ドルまで出てきました。

平均すると6ドルを少し下回って5.7ドルくらいになるようです。

 

日本のビッグマック指数を計算すると、(3.4-5.7)/5.7=-40%になります。ビッグマックは日本で買うとアメリカより40%安いということです。これが代表値とするなら、日本の物価が安く、円の価値が低いということになります。

 

実際には、こんなに単純ことではないのですが、マクドナルドがビッグマックの値段を引き上げ、アルバイトなどの賃金を上げるのは好ましいことです。