過疎地の地域活性化には、その地の神社のお祭りが欠かせません。
それにしても、神社というものは、小さな祠だけのものも含めると、実にたくさんあります。神社の数は全国でおよそ8万8千社、そのうち神主さんがいる神社が約2万社だそうです。しかし、実際には小さな神社まで含めると数倍ありそうで、もしかしたら神様の数と同じ800万社くらいあるのではないか?と感じます。
神社は、神道という日本固有の宗教において祭祀を行う施設のことをいいます。
しかし、神道がはたして宗教なのかというとちょっと怪しいようです。
一般の宗教、キリスト教、イスラム教、仏教などには教義があり経典があります。
例えば、キリスト教には、イエスキリストの教えがあり、経典である聖書があります。
天地宇宙を創造した、唯一至上で無限の神を敬愛し、隣人を自分のように愛することを誓います。
しかし、神道には教義も無ければ、経典もありません。信じるべき神様は存在するのですが、何しろ八百万もあるので、覚えきれません。さらには、山とか川とか、木とか石とか、 ときには風とか雨とかも神様になります。東京の文京区春日には貧乏神を祀る神社まであるそうです。
神道の神様は何も教えてくれません。日本人は何も教えてくれない神様に感謝して、自らの幸せを祈るわけです。ちょっと不思議ですが、ちょっといいですね。
神道の唱えことばというのがあるそうです。神社に参拝するときに唱えます。
「祓え給い、清め給え、神ながら守り給い、幸え給え」
【読み】はらえたまい、きよめたまえ、かむながらまもりたまい、さきわえたまえ