第二次野田政権誕生の夢。

立憲民主党の代表選挙は前代表の枝野幸男氏と元首相の野田佳彦氏の一騎打ちの様相です。

 

勝手な印象ですが、どうも野田佳彦氏のほうが旗色がよさそうです。もし野田代表が誕生すると政界再編がおこって、日本の政治が大きく変わりそうな予感がします。同時におこなわれている自民党の総裁選より、むしろ興味深いと思います。(もし、枝野幸男さんが代表に返り咲いたなら、たぶんあまり変わらない。)

 

野田佳彦
野田佳彦

野田佳彦氏は、鳩山由紀夫から菅直人と続いた民主党政権を引き継ぎました。

菅氏が辞任を表明した後の代表選の決選投票で海江田万里氏を逆転で破って代表に就任しました。このときは民主党が国会議員の過半数を占めていましたから、民主党の代表選が首相を選ぶ選挙だったのです。

 

野田佳彦氏は、日本の首相として482日間を過ごしました。そのなかで、その考え方とか立ち位置もわかってきました。

 

野田氏の最も大きな成果は消費増税を成し遂げたことです。国会での当時の安倍自民党総裁とやりとりで議員定数削減も進めました。菅内閣の財務大臣を務めたこともあり、財政健全化を強く志向しました。

内政面ではこのほか、野田氏の一丁目一番地である地方自治に強い思いを感じます。(今の兵庫県をどう思っているのか?聞いてみたい。)

 

外交面では日米関係を基軸にしながらも、自主自立を目指しました。尖閣諸島を国有化して中国と対立しました。また、自衛隊を憲法に明記することや、集団的自衛権についても寛容な立場で、タカ派と評されました。(お父さんが自衛官だった)

 

深いところはわからないのですが、自民党の安倍派・二階派と、政治思想的には似通っていると思われます。妄想ですが、自民党(自由民主党)が先祖返りして、旧自由党(岸田派・麻生派・茂木派)と旧民主党(安部・二階派)に分裂し、立憲民主党が新民主党(野田派)と社会民主党(枝野派)に分かれます。そのうえで、新旧民主党の連立政権なんてことにならないかな?って思っています。

 

野田首相を立てた保守連立政権なら、国民民主党はもちろん、公明も維新も相乗りしやすいように思います。第二次野田政権は、意外にいい仕事をするかもしれません。