今日8月15日は終戦記念日。と習っていましたが・・・。
今の高校の教科書では太平洋戦争の終戦は、1945年9月2日となっているそうです。9月2日は日本が降伏文書に正式に調印した日です。8月15日は天皇陛下(昭和天皇)の玉音放送があった日ですが、国際法上には何もなかった日なんだそうです。ポツダム宣言の受諾を連合国に通告して、終戦詔書が整えられたのは8月14日でした。
8月15日は天皇陛下が国民に向けて戦争の終わりを宣言した日です。現在、8月15日は正式には「戦没者と追悼し平和を祈念する日」としなっています。昭和57年に鈴木善幸内閣で決定されました。
ただ、終戦を9月2日としていいのかも諸説あるようです。
9月2日の戦艦ミズーリ号上での調印は米国、英国とのもので、中華民国に対して降伏文書に調印したのは9月9日でした。
朝鮮半島の場合は、日本の降伏後もGHQの命令で9月9日までは朝鮮総督府が統治を続けていました。
ソ連が日本に宣戦通告したのは8月8日で、満州に侵攻したのは翌9日です。
満州での戦闘は、混乱のなか8月26日頃まで続き、日本軍の戦死者は2~8万人と推定されます。およそ58万人が捕虜としてシベリアに抑留されて、苛酷な労働で6万人が亡くなりました。シベリアから日本への帰還が曲りなりも終わったのは1958年のことです。
また、ソ連が千島列島攻略命令を出したのは8月15日です。日本軍は侵攻するソ連軍と戦います(自衛のための戦い)が、9月4日に北方四島の歯舞群島までソ連軍の侵攻を許しました。 ソ連の日本領土の不法占拠は2024年現在も続いています。