朝でも危険な熱中症に配慮を忘れない

中小企業では、大企業以上に労働災害防止が大きなテーマです。

 

猛暑が続いて熱中症の危険性が指摘されています。なんとなく、熱中症の被害は暑さに馴化していない7月に多いような気がしていましたが、実際の統計では8月のほうが多かったです。馴化ではなく、疲労の蓄積が被害を拡大させるのかも知れません。

 

熱中症は8月が最も危険
熱中症は8月が最も危険

熱処理工程のある工場に勤めていましたから、熱中症というか暑熱環境での労働安全衛生は大きなテーマでした。

 

なんやかんやで、暑熱対策には毎年結構な費用と手間を掛けていました。幸い、自分の担当分では従業員には重大な事故はおこっていないと思います。しかし、工場の屋根工事をお願いした建設会社の職人さんが屋根の上で熱中症になるということがありました。

 

熱中症は朝から危険
熱中症は朝から危険

午前10時前だったと記憶しています。屋根の上で動けなくなった人がいるといことで、降ろしてみたらどうも熱中症(当時は日射病?)のようだということでした。

その後、どういう処置をすることになったのかは覚えていないのですが、午前中の早い時間でも危険があるということは強く認識しました。

熱中症は暑い夏になれば危険が増す
熱中症は暑い夏になれば危険が増す

地球温暖化の影響か、毎年の熱中症による労働災害は増加しています。グラフに凸凹がありますが、暑い夏には多くて涼しい夏には少し被害が減るという傾向があります。

 

今年はとりわけ猛暑が続きそうですから、熱中症対策には特に配慮が必要です。