本屋さんに関わって、ミリオンセラーを検索してみました。日本で最も売れた本は「窓際のトットちゃん」のようです。
黒柳徹子さんの自伝的小説で累計で800万部以上(世界で翻訳されて総発行部数は2500万部を超える)が出版されています。第2位は松下幸之助の「道をひらく」で550万部くらいのようです。ところが、実はあまりしられていない隠れたミリオンセラーがありました。松谷みよ子(作)、瀬川康男(絵)の「いない いない ばあ」です。
1964年の童心社から出版された赤ちゃん向け絵本です。子どもを持つ親なら、誰もが見たことがありますよね。初版発行から60年間ずっと売れ続けていて、総発行部数は750万部を超えたということです。
絵本のミリオンセラーと言えば、「ぐりとぐら」とか「はらぺこあおむし」や「ノンタン」や「だるまさん」、最近では「アンパンマン」や「おしり探偵」などのシリーズが思い浮かびます。
これらの絵本は誕生日を過ぎた子供たち向けです。
「いない いない ばあ」もあかちゃん、つまりゼロ歳児をターゲットにした絵本です。
もっと、強くゼロ歳児を意識してミリオンセラーになったのが、1983年に偕成社から発行されているまついのりこの「じゃあじゃあびりびり」です。累計発行部数は330万部を超えています。
人気の秘密(6つの理由)は以下のWebサイトを参照ください。
商品開発するときに、ターゲットとなる顧客を明確にイメージすることは大切です。「じゃあじゃあびりびり」の6つの理由は、よい教材になります。