エモダイバーシティ。何となくそうですよね?

エモダイバーシティ(Emodiversity)。いや~、次から次に新しい用語が、しかも横文字が出てきて苦労しています。

 

日本の人事部から転載

「エモダイバーシティ(Emodiversity)」とは、多様な感情を受け入れている状態のことをいいます。日本語では「感情の多様性」と訳されます。ポジティブとネガティブ両方の感情のグラデーションを心に持っている人ほどウェルビーイングが高く、心身ともに健康であると考えられています。ビジネスにおいても、エモダイバーシティの高いチームほど、チーム全体の創造性が高くなる傾向にあるという研究結果もあります。

 

エモダイバーシティ
エモダイバーシティ

Emoというのは感情的な人を表す米語スラングなんだそうです。日本で使われる「エモい」は愛らしいとか感動的といった意味で使われるので、異なるそうです。

 

上記の説明にあるように、エモダイバーシティには、2つの意味があります。

一人の個人が、いろいろな感情を経験してきたことでエモダイバーシティを高めているという意味。もう一つは、チームにいろいろな感情を持っている人がいるのでエモダイバーシティが高くなるという意味です。

 

ここで重要なのは、よい感情をたくさん経験してきた個人とか、仕事に様々なポジティブな感情を持っているメンバーが集まったチームが生産性が高いというのではないということです。

喜怒哀楽、ポジティブ/ネガティブ、様々な感情を経験し、持っていることが重要です。

 

もちろん、過去に悲しく苦しい感情しか経験したことのない人や。全員がネガティブな感情を持っているメンバーだけのチームの生産性が高くなるはずもないので、要は多様性です。

 

みんなが満足して仕事に取り組んでいるチームでは、何かの障がいに遭遇したときに適応できなくなるようです。そういうときは、不満を持ちながら仕事していた人こそが補うことができるわけです。そして、どんな仕事でも、不測の障がいに遭遇することはあるわけで、結局のところ感情の多様性が生産性を高めるのだそうです。