九州共立大学に工学部があったこと

プロ野球交流戦も最後の対戦カードがはじまりました。

 

僕らのカープは交流戦も好調をキープして、ソフトバンクに3タテくった以外は勝ち越しを続けています。ここまでのカープ交流戦の最大のニュースは、大瀬良大地投手のノーヒットノーラン達成でしょう。7日のロッテ戦でのことですが、マツダスタジアムでは初めてのノーノー達成となりました。

 

大瀬良投手ノーノー
大瀬良投手ノーノー

大瀬良投手は、2013年にドラフト1位指名で九州共立大学(九共大)からカープに入団しています。

大瀬良は、入団1年目の2014年に10勝(8敗)をあげて新人王に輝くと、2年目こそ中継ぎに回りましたが、3年目以降はずっと先発の柱として活躍しています。

 

現在のカープで救援陣の柱はセットアッパーの島内颯太郎投手です。2018年のどら2ですが、大瀬良投手と同じく九共大出身です。

 

今年のカープでは、栗林良吏投手(2020年のドラ1)がプロ4年目178試合目の登板で100セーブ到達の日本タイ記録を達成したのも話題です。この記録は2008年にソフトバンクの馬原孝浩投手に並んだものです。馬原投手も九共大出身です。

 

九共大は現在は経済学部とスポーツ学部の2学部制ですが、2011年までは工学部がありました。工学部には環境化学科もあり、環境分析センターも併設されていました。北九州市内にあることから、九州工大との関係もいろいろありました。

 

九共大が工学部の新入生募集を止めたのが2008年のことです。大瀬良投手が入学する直前ですが、この頃に九共大を訪問したことがあります。新入生はおらず、在学生だけが授業を受けているのですが、工学部の施設はとても大きくて立派です。分析装置なんかも結構最新のものがあって、もったいないなぁと感じました。

 

そのときに、スポーツ学部にさらに力を入れるという話も聞きました。スポーツ施設の方も工学部以上に立派なようにも見えました。大学経営として、選択と集中を図るのは、なるほどと感心した次第です。

しかし、工都北九州です。2001年に北九州市立大学(北九大)に工学部(国際環境工学部)ができたばかりなのに、市内から工学部が一つ減ることになるので、ちょっと残念な気持ちにもなりました。