下北道路(下関北九州道路)の現地説明会がはじまりました。
何故、ここまで遅延したのかは定かではありませんが、早期に着工して完成させて欲しいと強く願います。インフラの大型プロジェクトの場合は、完成を待たずに天に召されているだろう方々が声高に反対して、とん挫したり遅延するケースが目立ちます。リニア中央新幹線の轍を踏むようなことは決してないようにして欲しいです。
昨年11月に、現在の関門橋は完成から50年を迎えました。老朽化は激しくて、2013年から2022年まで足掛け10年のリニューアル工事をおこなったところです。
吊橋である関門橋の最大の懸念は、橋げたを支えているケーブルにあります。メインケーブルの一部では発錆が見られるので、乾燥空気を常時投入して錆びの進行を抑えているそうです。
この対策によって100年は大丈夫だと言われていますが、それでも残り50年です。
関門トンネルはもっと深刻です。開通から66年になり、老朽化は激しく、頻繁に通行止めになります。関門トンネルのう回路は関門橋で(関門橋のう回路は関門トンネル)で、やはりルートは2本あることが大事です。
今回決定したルートは、集落などを回避した最短ルートです。橋の経済効果は最小ですが、移転する方も最小限、環境影響なども最小限となります。
それでも、下北道路の開通は早くとも2036年と言われており、遅れる可能性も高そうです。私たちは、もう自分で運転しては通れない(通らない)かも知れませんね。