近所にまた大手チェーンの新しいドラッグストアが開店します。
宇部市内では25店目になる(たぶん)と思います。ドラッグストアはどこまで増えていくのでしょうか?大手チェーンのドラッグストアは人口1万人当り1店舗できるというのが相場と聞いていました。2018年、人口17万人弱の宇部市に18店舗目のドラッグストアができたときにブログを書いています。☞ 2018/09/19 ドラッグストアはこのまま増えていくか?
2018年から6年足らずですから、宇部市の場合は1年に1店舗強が増えています。
この間に宇部市の人口は8千人ほど減っています。最新の宇部市の人口は15万7千人台ですから、1店舗当たりの人口は6千人強となります。「1万人当り1店舗」という経験則は見事に外れました。
宇部市で店舗が多いのは、コスモス薬品(2018年に6店舗が、今は9店舗)とウォンツ(同じく4店舗が9店舗)で、競り合っている印象です。
宇部市の場合は、ドラッグストアのお客さんは、大半がクルマを利用します。9店舗もあれば、同じチェーン店の間で商圏が重なります。私の家からでも、クルマで10分圏内にコスモス薬品なら3店舗あります。
ドラッグストアが何故増えるのか?
宇部市に出店しているドラッグストアの場合、営業時間は午前9時か10時開店で、午後8時か9時閉店というのが多く、終夜営業や深夜営業をする店は少ないです。現金決済でポイント制度の無いコスモス薬品だけでなく、流行りの”ポイ活”で人気になっているわけでもありません。ドラッグ(薬品・化粧品)であれば、トライアルやアルクなどの食品スーパーやディスカウトスーパーにも置いてあります。
いろいろ考えると、ドラッグストアが人気を集めるのは、”コスパ”も良いけど”タイパ(タイムパフォーマンス)”も良いってことなんでしょう。
高齢者人口比率がどんどん高くなっている地方都市の場合、クルマでちょっと行って、いつもの定番商品を購入するだけなら、ドラッグストアが適しています。
比較的店舗が小さくて、品ぞろえも決まっているので、店舗での買い回り時間は数分で済みます。高齢者には面倒なキャシュレスやら、なんちゃらpayやら、ほにゃならポイントなどのレジ操作も不要です。
ドラッグストアの出店はまだもう少し続きそうです。