確かな根拠はないのですが、モグラの被害が減っているようです。
農業に被害を与える鳥獣類は、当地の場合はイノシシ、サル、シカの順です。
2022年度で山口県の農業の鳥獣被害金額はざっと3.1億円です。鳥が0.4億円、獣が2.7億円です。獣の2.7億円のうち、イノシシが1.7億円、サルが0.5億円、シカが0.4億円、その他が0.1億円のイメージです。
モグラ除けといえば、ペットボトル風車が効果的とされます。ペットボトルが風でカラカラ回ると、振動が土中に伝わうぃます。モグラはこの振動が嫌いなんだそうです。
今の時期は、モグラの繁殖期で活動が活発になると思います。数年前ですと、ペットボトル風車が盛大に回って、ちょっとワクワク感もありましたが、このところ見かけません。
むしろ、朽ち果てたペットボトル風車が、ヘナっとなって景観を損なっています。
実際のところ、モグラの事情はどうなんでしょうか?
モグラは大食漢で、1日に自分の体重と同じくらいのミミズを食べるそうですが、ミミズも少なくなっているような気がします。
一方で、イノシシの数は増えています。イノシシは雑食性ですが、ミミズやら土中の昆虫の幼生なども食べるようです。あちこちの土を盛大に掘り起こしますから、ミミズには住みにくい環境になりそうです。
モグラはイノシシとの戦いに負けてきているのでしょうか?それとも・・・?
まぁ、農家にとってはモグラが減るのは、むやみに増えるよりはよいことです。