今日は、誰も何も言わないけれど「憲法記念日」です。
憲法記念日は、昭和23年の「国民の祝日に関する法律」の制定当初に定められた計9日の「国民の祝日」の一つであり、「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」日とされています。
日本国憲法は、昭和21年11月3日に公布され、半年後の昭和22年5月3日に施行されました。憲法記念日は、その施行を記念したものです。
祝日法の制定時の報告書では、憲法記念日について、「第一にとりあげられねばならないことは疑う余地のないところであった」とされています。他方で、その日付けについては、「憲法実施の日の五月三日をとるか、公布の日の十一月三日をとるかについては、相当に意見があった」と当時の議論が記されています。
日本国憲法については、このブログでも何度か取り上げました。特に追加することもありません。
憲法実施日の昭和22年5月3日に成人20歳以上だった人は、昭和2年5月3日以前に生まれた人です。現在の年齢は97歳以上ですが、何人くらいいらっしゃるでしょうか。
日本は、占領下につくられた憲法を、政治的思惑によって改正できずにいます。
当然ながら、憲法は現実にそぐわなくなっており、政治や司法や行政によって野放図に解釈改憲されています。
日本を立憲主義国家とはとても言えないですね。