ゴールデンウィークがはじまりました。ニューヨークタイムズで、2024年に世界で訪れるべき場所第3位と紹介された山口市はどうなるでしょうか。
山口市が強く推奨された理由が、歴史と文化がある町ではあっても、混雑していないということです。京都市や金沢市がA面とすれば、昨年同じニューヨークタイムズに紹介された盛岡市とともに山口市はB面の街なんだそうです。A面ほどには期待されないB面だからこそ、個性を発揮することができるということです。
ニューヨークタイムズの記事以降、山口市も山口県も観光客の増加に、結構な期待を寄せています。
しかし、山口市の魅力は混雑していないことだそうですから、あまり多くの観光客に押し掛けられても困ります。まぁ、あまり心配しなくてもいいかも知れません。
山口市に公共交通機関を使って来るのはかなり不便です。山口宇部空港に着いたら、路線バスで新山口駅に向かいます。新山口駅からは1時間に1本か2本のJR山口線に乗って30分余りです。バスが30分かかるので、山口駅までの総所要時間はうまくいって1時間30分です。
山口観光をした後の宿泊もなかなか厳しいです。山口市の宿泊キャパシティーに、それほどの余力はありません。コロナ騒動前に山口市の宿泊者数は年間100万人(1日約3000人)で、ほぼこれに見合う施設定員になっています。宿泊観光客が1000人増えても、パンクします。
また、山口市観光の最大の目玉である国宝瑠璃光寺五重塔は、現在改修工事中で全体にカバーがかかっています。改修が完了してカバーが外されるのは、再来年(2026年)3月です。
というわけで、山口市最大の魅力「混雑していない」は、なんとか維持されるのではないかと期待しています。
ゴールデンウィークでも(たぶん)静かに楽しめる 山口においでませ!