皆既日食がメキシコ西部からアメリカ中央部を経てカナダ南東部まで北米を縦断しました。
ニューヨークタイムズの2024年に行くべき52カ所という特集では、山口市が第3位にランクされたことが話題になりました。
今年行くべき第2位は、オリンピックがおこなわれるパリ市で、栄えある第1位が北米「皆既日食の道」でした。
今年は月が地球に接近しているので、皆既日食が見える範囲が広く、時間も長いということです。
地球にとって、皆既日食という天体現象は珍しくはないのですが、特定の場所で観察できるとなると、何百年に1度になります。
今回の皆既日食は、北米大陸の人口が多い地域を通過したので、1億5千万人もの人が見ることになり、大きな天体ショーになりました。
各地の観光地やスポーツ施設などに、遮光グラスを持った人たちが集まって、盛大なイベントが開催されていたようです。
日本列島で見られた直近の皆既日食は2009年7月22日ですが、これは奄美黄島など南西諸島での観測です。
本州で皆既日食が見られたのは1887年8月19日までさかのぼります。
次に本州で皆既日食が見られるのは、2035年9月2日になります。
図のように、能登半島から長野、前橋、宇都宮、水戸といった都市を皆既帯が通ります。
2035年に行くべきところは、間違いなく能登半島ですね。それまで、元気でいよっと!