ロシアのプーチン大統領には複数の影武者(影法師・替え玉)がいると、もっぱらの噂です。
テレビやネットの報道でプーチン大統領の動画をみると、不自然な動きが目につくのは確かです。昨今の緊迫した国際情勢やプーチンの過去の行動から考えると、影武者を使っていてもあまり不思議ではないと感じます。まぁ、常態として影武者を使うということはないでしょが、何らかの場面に備えて抱えている可能性はありそうです。
日本で影武者といえば、武田信玄の影武者を務めた弟の武田信廉でしょう。
黒澤明の映画「影武者」の主人公です。武田信玄は自らの死を秘匿しようとしたことで有名(悪名)ですが、この企てを考えることができたのは、弟・信廉の容姿が自らによく似ていたからということです。
徳川家康の影武者と言われた世良田二郎三郎元信、明智光秀の影武者の荒木行信などの伝承はあまり当てにはなりません。平将門には六人から八人の影武者がいたということですが、これは単に側近家臣団ということでしょうか。
講談や小説になっている真田十勇士では、根津甚八が真田幸村の影武者として描かれます。豊臣秀頼の影武者という話もあります。
もちろん真田十勇士そのものがフィクションなので、全て創作なのですが、智将の悲劇には影武者が似合います。
しかし、テレビもネットも無い時代では、影武者や替え玉を使うことは、今よりずっと容易だったとは思います。
さて、ビジネスの世界では影武者は大活躍です。新入社員の皆さんは、会社で有能な影武者となることが第一の目標になります。
押し出しが立派で関係者からの信頼が厚い上司の下に配属されたなら、立派な影武者になることを目指しましょう。
どんな部署であっても、上司が完璧に有能であるという例は少ないです。どこかに抜けているところがあります。うちの○○長はダメだと評価したり批判するのは愚かな行為です。
部署の成績があなたの成績でもあるのですから、積極的に影武者を買ってでるのです。
地球と同じで、ビジネスは自転も公転もしています。太陽が照らす方向は常に変わっていきます。有能な影武者が影にある期間は意外に短いものです。
そもそも情報のあふれる現代において、影武者のままで隠せるはずもありません。明るい太陽の光が射した時に、鍛え上げた姿を見せることを目指しましょう。