信用金庫は、地域の方が利用者や会員となり相互扶助する協同組織の金融機関です。
地域の中小企業と個人事業主を対象として、地域社会の利益を優先します。会員の出資による協同組織の非営利法人です。信用金庫の会員には、地区内に居住したり、事業をしている者しかなれません。株主の利益を優先する営利企業である銀行とは、大きく異なります。
信用金庫は銀行と違って、過度に収益性を通休しませんし、健全性に強くはこだわりません。
このため、景気の悪化する局面、中小企業や個人事業主が資金繰りに困窮する局面でこそ地域経済に大きな貢献をします。
銀行は「晴れた日に傘を貸し、雨の日に取り上げる」とよく言われますが、あながち間違いではありません。銀行には銀行の役割や事情があります。
借りる側は、「借りた金はきっちり返す。返せない金は借りない。」を肝に銘じておくことが大事です。
そうは言っても、思わぬ不測の事態に見舞われることもあります。その場合、地方の中小企業者・小規模事業者にとっては信用金庫は頼りになります。
信用金庫の担当者には、中小企業の経営課題に対してアドバイスする能力が高い人もいます。銀行の方と違って、その地域にずっといるので地域の特性や事情を知っています。事業者の経営の歴史や特徴、顧客や利害関係者との関係性もおぼろげながら想像できます。このため、的を得たアドバイスをできる人が多いと思います。
信金が大活躍する機会が来そうです。