今朝の日経新聞に「DAM30周年カラオケランキングTOP1,000」という全面広告が掲載されていました。
DAMは通信カラオケの第一興商のことです。過去30年間に歌われた数の多いほうから1000曲が並んでいます。そのランキングの1位が、一青窈さんのハナミズキでした。一青窈さんは、9.11アメリカ同時多発テロ事件の際にアメリカにいる友人を思ってハナミズキの歌詞を創ったのだそうです。恋愛の歌の姿をしていますが、平和を願った作品ということです。
♪ 君と好きな人が百年 続きますように ♫
という印象的なフレーズが心に残ります。
そんなハナミズキ（花水木）ですが、標準和名はアメリカヤマボウシといいます。北アメリカ原産で、アメリカ合衆国東部に自生しており、 元々日本には無い樹木です。
日本にハナミズキがやってきたのは、1912年（明治45年＝大正元年）に、東京市がワシントンD.C.に桜を贈った返礼としてです。1915年にワシントン市から東京市に60本の苗木が贈呈され、日比谷公園や小石川植物園などに植えられました。
ハナミズキの花言葉は「答礼」。
その後の、アメリカから送られたハナミズキは、関東大震災や第二次世界大戦で焼失したり、行方不明となり、現在残っている原木は都立園芸高校（世田谷区）の1本だけだそうです。
2015年4月10日、都立園芸高校では、当時のケネディ駐日米大使が臨席して、日米友好の記念樹「ハナミズキ百年祭」が行われました。
日本郵便は同日、「米国からのハナミズキ寄贈100周年」の記念切手を日本と米国で同時に発売しています。
百年目の切手になりし花水木／今井充子
