2024年新年のご挨拶。本年もよろしくお願いします

令和6年(2024年)は、能登半島での大きな地震、羽田空港での衝突炎上事故、私にとっては45年の付き合いのある小倉・鳥町食堂街の大火、と立て続けの災いで始まりました。

 

新年のご挨拶もままなりません。こんな正月3が日は、これまでにあったのでしょうか?地震はいつ起こるかわかりませんが、地球の方も気を使って、なんとなくお正月を避けていたように思います。2019年1月3日夕刻に熊本で震度6弱の地震(2016年熊本地震の余震か?)があったのが記憶に新しいくらいです。気を引き締めないといけないです。

 

鳥町食堂街
鳥町食堂街

BCP(事業継続計画)の策定を支援することがあるのですが、地震の発生の想定は、勤務時間中と時間外に分ける程度です。お正月に起こったらどうするのか、といった検討はしたことがなかったです。

 

お正月で仮に操業していなくても、危険物を保管している事業所などでは、 地震への対応が必要になるかもわかりません。従業員や家族の安否確認の方法も、改めて見直す必要がありそうです。いろいろなシミュレーションをしておくことは大事です。

 

羽田空港の衝突事故では、海上保安庁の飛行機と管制官のやり取りに注目が集まっています。何らかの誤解や思い込みがあって、事故に至ったのではないかということです。

しかし、ハイテクの塊である空港です。しかも、日本の表玄関にあたる羽田空港です。人任せではない安全対策はなかったのでしょうか?

 

自家用車でもカーナビで位置が正確に把握できるのですから、大きな飛行機の位置が把握できないはずがありません。今の時代に、大空港が言葉による伝達や、機長の目視にだけに頼って運営されるというのは信じられまません。滑走路上の3センチの異物(ボルトなど)も見つけられるシステムを開発したというニュースをみたばかりなので、違和感が大きいです。

 

鳥町食堂街にはじめて行ったのは45年前になります。同級生と中華料理のお店で水餃子をはじめて食べました。焼いた餃子しか知らなかったので、ちょっと驚きです。その後も、学生にとってもやさしい食堂街なので、ときどき行きました。部活のOBさんが、鰻を食べに連れていってくれたりもしました。現在も当時の建物でそのまま営業していたわけで、確かに火災への備えという意味では脆弱だったのでしょう。

 

どの災害も現在継続中です。被災された方々、救助救援に尽力されている関係者の方、心を痛めている多くの皆さんに、安寧が訪れることを祈念します。