今年はこれで最後のブログとします。一昨年・昨年の12月29日のブログの続きです。
☞ 2021/12/29 2022年「寅年」は飛躍の年になる
☞ 2022/12/29 2023年「卯年」は平穏な年になるか?
干支の動物からの連想で、子年は変化の年、丑年は我慢の年、寅年に飛躍し、卯年は平穏に、辰年に飛翔し、巳年に脱皮・・・・なんて言います。2023年は、3年余りのコロナ禍を抜けて平穏な年になればよかったのですが、なかなかそうはいかなかったように思います。2024年の辰年は文字通り飛翔の年にできるでしょうか?
戦後の辰年を振り返ります。
前回の辰年は2012年でした。
東日本大震災の翌年です。復興の足取りが確実になってきました。東京スカイツリーが開業し、3年余りの民主党政権から自民党の安倍内閣に政権交代がなされました。辰年はオリンピックイヤーにあたりますが、この年のロンドンオリンピックでは女子レスリングの金メダルラッシュがありました。
その前は20世紀末の2000年です。
コンピューターの2000年問題に警戒して年が明けました。日本では小渕首相の急死で森内閣となり、アメリカはブッシュがゴアを破って大統領になり、ロシアではプーチンがエリティンの後の大統領に当選し、朝鮮半島では初めての南北首脳会談が開催されました。シドニーオリンピックでは高橋尚子さんがマラソンで金メダルを獲得しました。
1988年はバブルが膨らみはじめ、地価が急騰してきました。
リクルート事件が政権を揺さぶりましたが、青函トンネルと瀬戸大橋が開通して、日本が沸き立ちました。レスリングの小林選手が、ソウルオリンピックで獲得した金メダルを駅で置き忘れて(その後、拾得物として届けられた)話題になりました。年の後半は昭和天皇の体調が悪くなり、自粛ムードが広がりました。
1976年はロッキード事件で田中角栄元首相が逮捕されましたが、オイルショックの不況から脱した日本は少し穏やかに明るくなった年でした。鹿児島で五つ子ちゃんが生まれ、中3トリオが高校生、キャンデーズやピンクレディーが芸能界を席巻しました。モントリオールオリンピックは体操男子が大活躍し、女子バレーボールが金メダルです。
1964年は、もちろん東京オリンピックです。日本にとって、大きなエポックになった重要な年でしょう。高度経済成長期の日本では、高速道路がつくられ、東海道新幹線が開通し、家庭にテレビが普及し始め、アイビールックの若者が町を闊歩しました。東京オリンピックは東洋の魔女が大活躍です。
戦後最初の辰年は1952年(昭和27年)です。戦後復興の足取りが確実になってきた頃です。1940年に開催が予定されていたヘルシンキオリンピックがおこなわれ、19年ぶりに日本が参加しました。レスリングの石井選手が日本選手唯一の金メダルを獲得しました。
それでは、また来年。皆さま、よい年越しをしてくださいませ。