指にしもやけができました。病名は、凍瘡というのだそうです。
童謡「たきび」の2番の歌詞に「♪しもやけおててが もうかゆい♬」とあるように、昔の子供にとってはしもやけは身近でした。いつの頃からか、しもやけに悩むことはなくなっていました。周りでも、しもやけで悩む子供たち(大人も)少なくなっているような気がします。
「たきび」は昭和16年の作品だそうです。作詞は、NHKのラジオ番組からの依頼で、詩人の巽聖歌(たつみ せいか)さんが担当したそうです。
「♪かきねの かきねの まがりかど♩」ではじまります。垣根のある家も少なくなりました。
「♫たきびだ たきびだ おちばたき♪」と続きますが、たき火(落葉たき)は、火災予防や環境汚染という観点から禁止されており、今や見ることはほとんどありません。
さて、しもやけです。凄く寒かったから、しもやけができるのかと思ったら、ちょっと違うそうです。しもやけは、気温が5~10℃のちょっと寒いときにできるということです。
しもやけができる原因ははっきりわかっていない、あるいはたくさんあるそうです。基本的には、血液は動脈で送られ、静脈で戻るわけですが、寒さなど何かの事情で、このバランスが崩れて、動脈で送った全ての血液を静脈が戻せなくなると起こります。凄く寒くなると、動脈が血液を送る量も減るので、しもやけにはなりにくいのだそうです。
しもやけ(凍瘡)に対して、凍傷は凄く寒いときになります。マイナス10℃以下で起こるとされて、血液が流れなくなり、血栓ができたりして組織が壊死する現象です。日本では、凍傷になる人は少ないのですが、短時間の暴露でも凍傷になるので、世界の寒い地域では結構多い病気だそうです。