歳末の風物詩。巫女バイト募集中

例年のことですが、年末年始を迎える神社で巫女のバイト募集がおこなわれています。

 

巫女を辞書でひくと「神社に属し、神楽を舞ったり神事に奉仕して神職を補佐する女性」ということです。神職ではないので、巫女になるのに資格は不要で、唯一の条件が未婚の女性であることだそうです。山口県でも、年末年始には50人から100人くらいの巫女を募集する神社もあります。

 

バイト巫女
バイト巫女

年末年始の短期間ですし、寒いなかに仕事もたいへんそうです。バイト料も最低賃金の設定で、今どきの女子学生さんにはソッポをむかれそうなものですが、かなり人気のバイトだそうです。巫女というのは、ちょっと非日常感がある職業なので、興味をそそるのだろうと思います。

 

巫女さんは女性ですが、神職を補佐する男性は巫(かんなぎ)という場合があるそうです。神楽を演奏する男性は伶人といいます。神方という言い方もあるようです。禰宜や権禰宜というのは、神官を補佐する神職なので、ちょっと意味が異なりますかね。

 

神道の場合は、神様に女性が多いこともあって、男女格差は少ないイメージです。神職にも女性が多くて、神社本庁の資料によると男女比は5:3くらいです。仏教も僧侶といえば男性のイメージですが、現在は女性が住職を務める寺院も多数あって、やはり男女比は5:3くらいなんだそうです。統一教会問題で賑やかですが、新興宗教の場合は男女比は逆転して、女性の教祖や教師のほうが男性の2倍くらいになるということです。 

 

暖かい日が続いていて、歳末の実感があまりないなかですが、巫女さん募集はちょっとした風物詩です。 そう言えば、学生時代には郵便局で年賀状の仕分け作業のバイトをしました。当時の郵便番号は5桁でした。