山口市民一人当たりの温室効果ガス排出量は全国4位

国立環境研究所が県庁所在地など全国52都市の家計消費のカーボンフットプリント(ライフスタイルに関連する温室効果ガス排出量)を試算しています。

 

☞ 国立環境研究所「地域別データ可視化インタラクティブツール」

市民1人当たりのカーボンフットプリントで、山口市は全国52都市の中で第4位(温室効果ガスの排出量が全国で4番目に高い)という結果です。1位は水戸市、2位は福島市、3位は徳島市です。52位(最も温室効果ガスを出さない生活をしている)は那覇市でした。

 

地域の生活スタイルの違いが、カーボンフットプリントで表されます。

左上が全国52都市の平均になります。

 

右上が東京23区部です。全国平均と比較して、自動車利用による温室効果ガスの排出が少なく、エネルギー(電気・ガス・灯油)使用による排出も少ないです。一方で、外食や衣服などでの排出が多くなっています。

 

左下が山口市です。全国平均と比較して、自動車利用による温室効果ガスの排出がずっと大きいことが特徴です。外食や衣服などでの排出は少ないです。

右下が那覇市です。主要な各項目で温室効果ガスの排出量は全国平均を下回っています。特にエネルギー使用による排出が少ないのは、温暖な気候の影響でしょう。

 

山口市に限りませんが、地方都市の場合は自動車利用による温室効果ガスの排出が大きな割合を占めます。タクシー業界も縮小されているなかで、安全安心なライドシェアリングの実施について考えるべきなんでしょうね。但し、かなり難しいことのように思います。