立体駐車場を避難場所として活用する

地球温暖化の影響を受けて、日本では気象災害が頻発するようになっています。 

 

集中豪雨による浸水や、河川の氾濫など浸水被害が起こり、人命が失われるケースもあります。高齢者などが身を守るには、早期の避難が必要です。そこで、避難場所として立体駐車場の活用が期待されているそうです。立体駐車場や屋上駐車場を設置してる事業者さんは、地域貢献として企業ステータスも向上しますから、検討してみたいです。

 

火事になる前の立体駐車場
火事になる前の立体駐車場

立体駐車場は、一般に地震に対して強く、浸水の水圧に対してもほとんど壁が無い構造なので耐久性があって、安全性が高いと言えます。

 

浸水被害が予想されるようなら、自動車の避難場所として、駐車場の2階以上を開放することは考えられます。

実際に災害が発生した場合には、2層以上の立体駐車場であれば2階部分が避難場所として容易に利用できます。

 

自走式駐車場の場合、自動車を誘導するスロープがあるわけで、高齢者や病気の方の移動もスムーズです。支援物資の搬入や救助車・給水車の活動にも好都合です。

 

そういう目で見ると、町には立体駐車場が結構あります。パチンコホール・ゲームセンターやファッションホテルなどは、災害後にすぐ営業再開すると非難されそうなので、立体駐車場を避難場所に提供するのは考えられます。自治体と協定等を結べば、宣伝効果も高そうです。

工場や作業場などの立体駐車場でも使えるところはありそうですし、入居率が低くて駐車スペースが空いている集合住宅や寮なども利用できそうです。 

 

また、平屋や2階建ての老人施設で、破堤する可能性のある河川が近くにあるような場合に、敢えて隣接させた立体駐車場をつくっておくなんてことも考えられるようです。