安倍晋三元総理が奈良市の路上でテロリストに暗殺されて1年が経ちました。
その後の世界と日本の情勢をみれば、安倍晋三が居ないことは残念でなりません。SF作品ではないですが、安倍晋三のいる世界と、安倍晋三のいない世界を想像してみることも大事なように思います。それにしても、日本がテロリストに寛容な国だという印象を持たれることは是非とも避けたいところです。今の状況は、長く禍根を残すことになりそうです。
安倍晋三を襲ったテロリストは、旧統一教会に対する私怨を晴らすという動機や目的を以って、元首相を暗殺するという重大な犯罪を犯したわけです。
政治的動機や目的に基づいて実行されるテロ行為は、普通の犯罪行為とは明確に区別される、より重大な犯罪行為です。
テロリズムに対して、少しでも容認する姿勢を見せることは、テロの連鎖を呼ぶことになります。実際に、その兆候が明らかになっています。
テロリストの政治的、宗教的、人種的な立場を慮ることは、逆に政治的、宗教的、人種的な多様性を壊して、一般市民の生活を混乱させます。社会のあるべき方向とは真逆の世界をつくります。
あまりに長期に渡る、動機の解明や背景の捜査は、テロリストあるいはその同調者に対して、政治的な利用の場を提供することになります。断固とした処置をすることを恐れてはいけないと強く思います。