ロシアで内戦が勃発か?いったいどうなる

ただいま2023年6月24日18:00前です。今日はとんでもない日になるかも知れません。

 

ロシアの民間軍事会社ワグネルが反乱を呼びかけており、すでにロシア南部のロシア軍司令部に入った(支配下に入れた)ようです。ロシアで内戦が勃発したといってよいかもしれません。こりゃ、いったいどうなるのでしょうか?私にはまったく予想がつきませんが、もしかしたら6.24は長く語り継がれる日になるかもしれないです。

 

ワグネルの兵力は2万5千人ほどと言われています。傭兵や囚人兵が主力とはいえ、ロシア軍から正規品の武器弾薬も大量に供給されていたことから、相応の実力を持っていると思います。とはいえ、ロシア連邦軍は総兵力90万人ですから、普通に考えれば太刀打ちできるはずはありません。

 

しかし、ロシア連邦軍は、NATO諸国から近代兵器の供与をうけている兵力20万人のウクライナ軍と侵略戦争の真っ最中です。しかも、この戦争は開戦から17か月を経過して一進一退の膠着曲面に入っています。

 

さらに、ウクライナ戦争前から国内にあった反政府勢力もあります。2020年のナヴァリヌイ逮捕の後のデモには21万人が参加したそうです。昨年2月の対ウクライナ戦争の反戦デモでは、拘束者だけで6千人に達したという報道がありました。その後も、ロシアの治安当局が押さえ込んではいますが、ロシア国内では散発的にデモが発生しています。

 

また、真偽のほどは不明ですがウクライナ戦争開戦以降にロシアを脱出した人は700万人とも970万人とも言われます。そのなかには、政府の高官やオルガリヒのような富豪もかなりの数が含まれているようです。元ロシアの国営石油会社の社長で、英国に亡命したホドルコフスキーのように、国外からロシアの反政府活動を支援する者も多いようです。

 

こうなると、プーチン政権が今後どうなるのか?ロシアという国はどうなるのか?ロシアを常任理事国としている国連はどうなるのか?その影響は日本にどう関わるのか? 想像していくと、あらゆるケースが考えられて、とても恐ろしいです。