健康増進のとがったメニュー開発をしたい

 何度か書いている外食メニューの話題です。「理想の朝食(昼食)」を提供して、ガッチリ!!

 

コロナ禍が終わってもディナーや宴会需要はなかなか昔のようには戻ってきません。一方で、モーニングやランチでの外食需要は増進しています。飲食や給食関連の事業者さんは朝食や昼食で儲けることを考えてみたいと思います。

 

東京都福祉保健局
東京都福祉保健局

外食でも第一のキーワードは「健康増進」でしょう。

フードファイターさんが登場する大食い番組も人気がありますが、日常的に外食をする方にとっては大食いは無縁です。毎日の食では、健康増進が気になります。

 

「ヘルシー」だけを謳っても外食として選択されるのは難しいですね。イラストのようなメニューでは購入意欲につながりません。

ひとひねり必要です。

 

一つの考え方は顧客を絞り込むこと。お店のメインになるターゲット、あるいは潜在顧客のなかで今後伸びると考えられる客層に絞ったメニューにすることは効果がありそうです。

 

健康増進メニューでも「高齢女性のための」「若い女性のための」「中年男性向けの」とターゲットを想定してレシピを考えてみます。そうすることで、メニューに特徴が生まれて魅力がでることが期待されます。

 

高齢女性向けには「彩りがある少量のお菜を組み合わせた減塩メニュー」、若い女性向けには「たっぷりの野菜と炒め物をメインにしたビタミンメニュー」、中年男性向けには「しゃぶしゃぶやサラダチキンでボリュームある低糖質メニュー」なんて感じです。

 

顧客を絞り込むといっても、実際は狙いの顧客層以外に人気が出ることもあります。量を抑えたお子様向けメニューが高齢女性に人気になるとか、ガッツリ男性向けラーメンが若い女性に支持されたとか、逆に女性向けに企画したスイーツが中年男性に選ばれるようなケースです。

 

中途半端に万人受けを狙わないで、少し極端と思えるほど絞り込んだメニューが意外に広い層に受け入れられるかも知れません。こういうと、いろいろ物議を呼んでいるバッタ、昆虫食を頭に浮かぶのですが、食べず嫌いということで、悪しからず。

 

☞ 2022/12/16 サラメシ 飲食店の営業戦略を考える