糖尿病は、網膜症・腎症・神経障害の三大合併症を伴うことから治療が必要です。
糖尿病には1型と2型があります。1型はインスリン依存型とも呼ばれ、自己免疫疾患などが原因でインスリン分泌細胞が破壊されるもので、インスリンの自己注射が必要です。
2型は遺伝的要因に過食や運動不足などの生活習慣が重なって発症するもので、糖尿病の多くは2型です。日本では糖尿病の疑いがある人は成人の6人に1人、約1870万人です。
新型コロナと糖尿病の関係が取りざたされましたが、結果的にはあまり強い関係はなかったようです。糖尿病の人は新型コロナに感染しやすいとか、感染すると重症化しやすい、逆に新型コロナに感染すると糖尿病になりやすいとかです。もともと糖尿病の人が多いうえに、糖尿病は新型コロナに限らず、どの感染症でも重症化しやすいようです。
さて、糖尿病の予防には「食べる順番療法」が効果的なんだそうです。食事をとる順番を、➀野菜やキノコ類などの植物繊維(5分以上)、➁肉や魚、玉子や大豆食品などタンパク質を含む副菜(おかず)、③ご飯やパン、麺類など炭水化物・糖質を含む主食、という順番です。野菜を食べ始めてから主食まで10分かけるのがコツだそうです。
「最初に野菜」です。ここで、野菜といっても生野菜に限らず、煮たり炊いたりしたものでも構いません。
物価高騰・エネルギー価格高騰が毎日ニュースになっています。穀物価格(飼料価格)高騰・円安などの影響で、食用油脂が大幅に値上がりし、肉や乳製品価格があがっています。小麦など輸入農産物も値上がりし、鳥インフルエンザの流行で鶏肉や卵も品薄です。
この点、国内で生産され消費される野菜は、収穫時期によって価格は上下するものの、物価高騰の影響は少ないです。直近の価格動向調査の結果でもトマト・にんじんが平年より5%ほど高いですが、その例外の野菜は軒並み平年より安くなっています。
山口県の野菜農家も増えてきています。新しい取り組みもいろいろ活発になってきましたので、地場野菜をしっかり食べてもらえたらと思います。