AI(人工知能)が世間知らずのお馬鹿さんをつくる

「AI(人工知能)が普及し続けると、人間が白痴化していかないか?」これってアウトです。

 

「白痴(はくち)」は差別用語となっていて、盲(めくら)や唖(おし)などと同じように使えないのです。ロシアのウクライナ侵攻に当たって、プーチン大統領がドストエフスキー(反ユダヤ主義・右派思想)のことをよく取り上げています。この文豪の名作「白痴」は、そのうち題名を替えることになるのでしょうか?

 

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なお、ドストエフスキーの「白痴」には「世間知らずのお馬鹿さん」といった意味もあるそうです。まぁ、差別用語の問題は、なかなか難しいですね。

 

今話題のイーロン・マスク氏は、2025年には人はAIから愚かだと馬鹿にされる存在になると言っていました。

 

ツイッターの経営者となったイーロン・マスク氏は自らの進退を問うユーザー投票で辞任賛成が多数を占めたことから、CEOを辞任する意向をツイートしました。「私はCEOを辞任する。この仕事を引き受けるほど愚かな誰かが見つかり次第!」

なんとなくですが、マスク氏は2025年以降はツイッターのCEOはAI(人工知能)が務めるようになる。その間の2~3年だけ引き受ける誰かはいないか?と探しているように思います。

 

AIの進化は急速です。自動車でも船でも飛行機でも、自動運転の時代です。人の技術は不要になり、どんどんお馬鹿さんになっていきます。便利にはなっていくのですが、人と技術の境界があいまいになることには弊害もありそうです。

AIを含む技術の目的は、人の幸福や福祉の増進であることを忘れてはいけないですね。