あまりに寒いとスリップ事故が起きない

ウクライナの戦争で冬は凍結して戦闘用車両の移動がスムーズになるという報道です。

 

ぬかるんだ土の上より、凍った土地の方がクルマも人も移動しやすいということです。でも、ツルツルの凍った道路などは、スリップして危ないような気もします。しかし、スリップするのは、クルマや人が圧雪や氷の上で重さを掛けたときに水膜ができるからです。雪面の温度<気温じゃないので注意>がマイナス5℃を下回っていくと、逆にスリップし難くなるそうです。

 

スリップ
スリップ

クルマが最もスリップしやすいのは、雪面の温度が0℃からマイナス3℃くらいのときだそうです。

スケートリンクの場合は、マイナス3℃から5℃に調整するそうです。これは、クルマのタイヤと違って、スケート靴のエッジが細いので単位面積当たりの重量が大きくなるからですね。

 

マイナス5℃を超えて、マイナス10℃・20℃・30℃と下がるにつれてスリップすることはなくなります。ウクライナやロシアの冬は猛烈に寒くて、雪面の温度も低いので、クルマでも徒歩でも滑ったりしないようです。山口県くらいの寒さのところがスリップ事故の危険性が高いということかもしれません。

 

週末は雪になる予報ですから、ご用心ください。