今日のブログの内容は明確な証拠がないので、予めご了承ください。(参考までです)
農水産物について、外国では日本と比較して多数の農薬が使われているので危険であるという話があります。一方で、日本の方が多いという逆の話もあります。日本では食品添加物の使用が多いので危険という話もありますが、その逆もあります。ちょっとだけ調べてみると、農薬とか食品添加物という用語の定義が曖昧なことが混乱の元のように思います。
例えば、塩です。塩を除草剤の目的で使用するならば農薬と言ってもおかしくありません。塩を食用農水産品の保存性を高めるために使用するなら食品添加物です。
各国の統計では、塩を農薬や食品添加物などに含めていたり、含めていなかったりします。また、国によっては砂糖を食品添加物に含む場合もあるようです。
塩は調味料じゃないか、と言われるかも知れませんが、この用途で使用される塩は、全体からみればごく僅かです。
塩の8割は工業用で使用されて、食品関連に使われるのは1割以下です。それでも、食用に使用される塩は、年間何千万トンという量になります。
また、日本では農作物は収穫した段階で食品に分類されるので、収穫後に使用されるものは食品添加物になるそうです。一方で、国よっては食卓に出るまでは農作物として使用されるものを農薬に分類することもあります。
国際的な比較をするときは、よく注意しなければなりません。
さて、本題ですが(いまさら?)、人間に必要な塩の摂取量はかなり少ないそうです。多くの人が塩の過剰摂取によって、健康や寿命を損なっているそうです。
人が塩を過剰にとるようになったのは、塩を農水産物の保存に使用した歴史的記憶が原因だそうです。また、塩(塩味)には習慣性というか中毒性が強いことが知られていて、一度塩辛い味を知ると、ついつい食べ続けるそうです。そして、おふくろの味はたいてい塩辛いのだそうです。
健康のためには、農薬や食品添加物にも注意は必要ですが、もっと気をつけなければならないのは塩のようです。