つまらない話で失礼します。なぜだか「招き猫」が話題になりました。
ある人が招き猫って「招く猫」じゃないのはなぜか?と言いました。小学校か中学校で五段活用というのを習いました。「ーない、ーます、ーまる、-とき、ーば、ーよ」「未然・連用・終止・連体・仮定・命令」ってやつです。「招く」は「招か(ない)、招き(ます)、招く、招く(とき)、招け(ば)、招け(よ)」です。
名詞(体言)につながるのですから連体形の「招く猫」が正しいような気がします。
しかし、連用形が名詞につながる場合もあるのです。
例えば、食べ物、飲み物、落ち葉、枯れ木、
釣り竿、焼き芋、笑い者、泣き声・・などです。
つまり、連用形+名詞でひとつの新しい名詞ができる(動詞の名詞化)というわけです。なるほど。
さて、商売繁盛の縁起物として人気の高い招き猫ですが、その由来ははっきりしません。江戸時代の中期には、江戸で縁起物として販売されちたようですが、誰がどんなきっかけで作り始めたのでしょうか?
ネット検索すると「招き猫ミュージアム」なるものがヒットしました。愛知県瀬戸市にあるようですので、いつか行ってみたいと思います。