成功する美容院は男性客が多い(個人の感想です)

美容院を創業しようとする人はとても多いです。大半は女性で8割を超える印象です。

 

美容院全体では、お客さんの男女比は3:1くらいが平均のようです。若い世代の方は男性でも理容院(散髪屋さん)ではなく、美容院の行く人が多いです。ただ、最近の散髪屋さんはかなり攻めた整髪もされるので、カットだけだと、仕上がりをみても理容院と美容院のどちらに行ったのかはよくわかりません。

 

米倉涼子 ショートヘア
米倉涼子 ショートヘア

たまたま美容院に行く機会が続いたのですが、男性のお客さんがたくさんおられます。我々より少し若いだけの中年の方も見かけました。繁盛している美容院は、男性客をうまく取り込んでいるのかも知れません。

 

女性と比べて短髪の人が多い男性の方が、美容院に行く頻度は高くなります。カットだけではなくカラーも施術してもらっている男性も増えているようです。カット+カラーだと、来店頻度はさらに上がるようです。

 

巨大台風とともに暑く長かった夏も終わろうとしていますが、温暖化は女性の髪の長さも少し短くしているのでしょうか?先週は、米倉涼子のショートヘア姿が話題になりましたが、人気の女優さんにショートヘアの人が増えているような印象です。

美容業界にとっては、ショートヘアが流行るのは、やはり来店頻度が上がって追い風のような気がします。

 

ところで、生産工学では生存時間分析(寿命分析ともいいます)があります。例えば、5台の設備があり1台が1年で壊れ、3台が2年で壊れ、残る1台が3年で壊れるとします。

生存関数Sは、S(1)=0.8、S(2)=0.2、S(3)=0.0 です。これを用いて、メンテナンスの周期を決めたり、予備品の調達を計画します。

 

美容院でもお客さんの髪型の生存時間分析をするといいかも知れません。次の来店予定を予め予測して、何かのサービスをするとか、DMを送るなどは固定客つくりに役立ちます。また、より生存時間の短い施術を推奨するのも、それがお客様の個性を引き出すのならば、必ずしも悪いことではないと思います。