中秋の名月の横には木星が輝く

今宵は中秋の名月。早いうちは雲が多かったのですが、10時過ぎには明るい月になりました。

 

中秋の名月とは、旧暦の8月15日にあたる日の月のことです。旧暦では新月の日がその月の1日で、新月から新月までは29.5日なので、15日はたいていは満月(満月が14日の年もある)です。満月とは、太陽と地球と月が一直線に並ぶときです。今年の中秋の名月は、満月で、その左横に木星が輝いています。

 

月と木星・土星が接近
月と木星・土星が接近

 

国立天文台ニュースに、今年の中秋の月では、月が木星と土星に接近するとありました。

 

あまりに月が明るいので、ウサギもカニもロバもライオンもお婆さんも確認することができません。木星も霞むほどでしたが、夜半に近づくにつれて、木星も土星も綺麗に見えるようになりました。

 

2025年くらいには、アポロ計画以降中断していた有人での月探査が再開される見通しです。日本人が月面を歩く日もそう遠くなさそうです。

 

惑星では、火星の有人探査も計画が進んでいきそうです。宇宙船で月までは3日ほどですが、火星は月より140倍遠いので250日(8か月)くらいかかるそうです。現地での探査期間を1年とすると往復2年半の長旅です。それでも20年以内(2030年代のうち)には、実現する可能性はかなり高そうです。

 

火星の次は木星ですが、木星の有人探査はありません。木星があまりに遠いということもありますが、木星には(土星も)地面がないのです。木星は主に水素ガスでできていて、陸地も海もないので、人が立つことができません。しかも、非常な高速で自転(直径が地球の11倍もあるのに自転周期は10時間ほど)しています。

 

今のところは、地球人が行ける範囲は火星までということです。