『3急運転』といは、急発進・急ハンドル・急ブレーキの3つの急を指します。
「3急運転」は、一部の方を除けば運転中の危機回避のための行動です。自らに全く原因が無く危機に見舞われることも無いわけではありませんが、公道での運転の場合はたいてい自分にも原因の一部はあります。心にゆとりがないとき、慌てているときに「3急運転」をしがちです。「3急運転」は危険なうえに、クルマやときには積んでいる商品を傷め、さらに燃費も悪くなってコストも増えます。
事業主としては、運転手さんが「3急運転」をしないように、しなくていいように配慮をすることは大事です。事故が起きて遅延となったり、貨物が損傷したりすると荷主さんに迷惑が掛かります。クルマが傷んで整備費がかさんだり、耐用年数が短くなるのも困ります。燃費が悪くなるというのは、排気ガスで大気環境を、騒音や振動で生活環境を悪化させるうえに、温室効果ガスの排出量も増えて地球環境にも悪影響です。
交通安全とコストダウンと環境保全は、『エコドライブ』で連結されています。環境経営そのものですから、事業者として徹底して取り組むことができます。
「交通安全」や「エコドライブ」は、頭の中では理解できても、常に意識することが難しいものです。朝礼や点呼の際の声掛け、ステッカーや表示での意識付けなど、繰り返し注意喚起をすることが肝心です。
【エコドライブ10のポイント】～環境省～
➀ 自分の燃費を把握しよう
➁ ふんわりアクセル「ｅスタート」・・やさしい発進を心がけるだけで10％燃費改善
③ 車間距離にゆとりをもって、加速･減速の少ない運転・・郊外では6％燃費改善
④ 減速時は早めにアクセルを離そう・・エンジンブレーキ活用で2％燃費改善
⑤ エアコンの使用は適切に・・暖房時のエアコンスイッチをOFFで12％燃費改善
⑥ ムダなアイドリングはやめよう・・10分間のアイドリングで、130ccの燃料消費
⑦ 渋滞を避け、余裕をもって出発しよう
⑧ タイヤの空気圧から始める点検・整備・・空気圧が不足すると4％燃費悪化
⑨ 不要な荷物はおろそう・・100Kgの荷物を載せて走ると3％燃費悪化
⑩ 走行の妨げとなる駐車はやめよう
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