ラブホテル経営成功のポイントは清掃チーム

フリーになってからは、これまであまり縁のなかった場所に、仕事で行くことがあります。

 

先日はラブホテルに行きました。生まれて初めてのことなので、ちょっとワクワクしていたのですが、普通にきちんとしていて、快適そうなホテルでした。大きな違いは、クルマをガレージに入れてシャッターを閉じて、そのまま部屋に入ると、精算を室内で済ませて帰る仕組みです。誰とも会うことが無いわけで、便利だなぁと感心しました。まぁ、都会にあるラブホテルとは違うのでしょうが、山口県ではこういうタイプが多いようです。

 

東五反田
東五反田

大きなテレビモニターとか、広い浴槽など設備も充実していて、部屋も広いのに、価格は結構リーズナブルです。

フロントやロビーなどの共用施設が無くて、部屋だけなので、無用なコストがかからず、安値を維持できるようです。

 

一方で、ラブホテルの儲けは部屋の回転数を上げることです。チェックインもチェックアウトも時刻が決まっていないのがラブホテルの特徴です。早朝にチェックインするお客さんもあれば、夕方にチェックアウトするお客さんもいます。

 

どんな時間にお客様が来ても、部屋を使えるように維持することが大事ですから、清掃のスタッフは24時間常に待機していて、チームも最低3人体制だそうです。お客さんが部屋を出ると、素早く部屋に入って、完璧な清掃と準備を整えるのです。

 

一般のホテルのようにドアを開け放って、掃除機の大きな音を立てながら、盛大に掃除するわけにはいきません。いろいろ予想外の汚れもあるかも知れませんし、清潔が経営の生命線なので、綿密な作業が求められます。

こうして、部屋の空き時間を、極力つくらないようにすることが、ラブホテル経営成功のポイントというわけです。なかなか奥が深いです。

 

余談なんですが、15年ほど前に五反田に通っていました。田舎者ですから、満員電車は嫌なのでもともと朝は早いのですが、ときには散歩がてらもっと早朝に出勤することもありました。そのとき、ラブホテルからスーツ姿の中年の男女が出てくるのをみて、何とも言えない感じがしていました。ただ、意外に合理的な選択だったのかも?って、今回思った次第です。