信者は幸せなライフコースを歩んでいるのかも知れない

元首相を殺めた犯人が、動機は自分の母親が宗教にのめり込んだことと語っています。

 

ぼんやり書いても仕方ないので、はっきり書くと「統一教会(現在は名称変更して”世界平和統一家庭連合”)」です。「外来×キリスト教×新宗教」では、アメリカ由来の「エホバの証人(ものみの塔)」が一番有名で、韓国由来の「統一教会」は2番目で、3番目が「モルモン教」でしょうか?

 

キリスト像
キリスト像

テレビのワイドショーで、にわかに「統一教会」バッシングがはじまっています。

少しでも統一教会あるいはその周辺と関わりのある政治家さんを、盛大に公開処刑しています。

反「統一教会」運動をしていた弁護士さんやら評論家さんやら、さらに脱会した元信者さんたちが、カメラを前に、統一協会を徹底的に悪し様に非難します。

 

テレビはBPO(放送倫理・番組向上機構)の規定に抵触していると思われる、イメージ操作した映像を流します。事実はどうでもいいという偏向した内容ですが、流しでみている分には、悪い印象だけが残ります。

 

まぁ、私自身は、統一教会やエホバの証人どころか、キリスト教も仏教も神道もイスラム教もヒンズー教も儒教も、宗教全般に過去に信心したこともなく、これからも信心する気持ちはないのです。しかし、それでも宗教や信仰の価値や尊さは感じています。

 

統一教会の信者(会員)数はいろいろな数字が出ています。はっきりはしませんが、日本国内に数十万人、世界には数百万人の信者がおられます。日本のキリスト教系宗教としては、カトリックもプロテスタントも、エホバもモルモン教も超えて、最も多数の信者がおられる教団のようです。

 

何が言いたいかというと、日本人は弱っている人や団体があれば、話も聞かずに徹底的に痛めつけようとする傾向があることへの懸念です。反統一教会の訴訟を担当していた弁護士さんとか、記事を書いていた評論家さん、脱会した元信者さんは、自分の現世利益のために、ことさらに面白おかしく話をして、統一教会を貶めます。そのまま、無批判に垂れ流すのがいいとは思えません。霊感商法とマインドコントロールだけで、日本で数十万人の信者を集めることはできないように思います。

 

尚、テレビに出てくる反統一教会の人は男性ばかりですが、統一教会の特徴は信者に女性が多いことだそうです。どうも、全体の7割は女性信者で、働いている人が多いようです。

家族とは「愛を育て、幸福と平和を学ぶ場所」と考え、「結婚と家庭」に安寧を求めている人も多いということかも知れません。(もちろん、そうじゃないかも知れませんが・・)

 

結論としては、予備知識の無いことに対して、ある程度状況を把握したうえで善悪の判断をするには、多くの人の声や意見を聞かなければならないということです。思想信条の自由という基本的人権を安易に侵害してはいけないように思います。