何年振りでしょうか?千載一遇の「大幅値上げ」の機会を逃さないでください。
原材料や部品の値段が上がっている。それどころか、国際的なサプライチェーンが傷んでいるのでモノが手に入らない。最低賃金が上がるし、人手不足で給料を上げざる得ない。何だか、規制は厳しくなるばかりでコストがかかる。とにかく「値上げ」したいのだが・・。そうであれば、今こそ堂々と値上げをしましょう。
値上げすることは悪いことをするのではありません。
政府は長年に渡り物価を年率2%上げることを目標に掲げてきました。しかし、これまで達成できていません。値上げは国の方針であり、善いことをするのです。
事業者が継続して事業をするには、適正な利益を上げなければなりません。もはや、日本社会の健全な発展には値上げは必要なことで、安値販売を継続することが、むしろ悪事です。
原材料価格、エネルギーコスト、労務費などは価格にしっかり反映しましょう。これを反映せずにいることは、悪事を働いていることになります。
無償のサービスをしている(ときには強いられている)なら、見直しをしましょう。ボランティア活動は大事なことですが、提供する相手は選ばないといけません。
たくさん買うから安くしてと言われて続けていても、たいして量が増えていない場合など、今回は思い切った値上げ交渉が可能です。強引な指値をされていたケースなども同じです。本来買い手が負担すべき費用を、無理に負担させらていた場合も、この機会に改めましょう。
事業者が値上げをしなければ、労働者の賃金を上げることはできません。スーパーマーケットで買える食品などでさえ、数%から数十%という値上げ幅になっています。
サービス業や建設業などで、何年も値上げをしていない場合には、5割アップの交渉をしても構わないケースがあります。
ちなみに、このwebサイトのサービス価格は9月から25%値上げすると通知がありました。恐らく、値上げ通知を受けて契約解除するユーザーも一定程度あるでしょうが、トータルとして優良なユーザーが残るメリットもあるかも知れません。