令和4年度省エネ補助金の紹介(昨年度の振り返り)

今日と明日で令和4年度の省エネ補助金を紹介します。今日は、昨年の実績です。

 

昨年度からは、「先進的省エネルギー投資促進支援事業費補助金」というのが正式な名称です。一昨年までは「省エネルギー投資促進に向けた支援補助金(エネルギー使用合理化等事業者支援事業)」という名称で、通称「エネ合」補助金と言ってました。名前と合せて、内容も少々変わっています。詳細はSII(環境共創イニシアチブ)のwebサイトをご覧ください。

 

先ず、令和3年度までの事業成果を確認します。

「先進的省エネルギー投資促進⽀援事業・エネルギー使⽤合理化等事業者⽀援事業成果報告.

令和3年度」

 

申請が2393件で採択1300件、採択率54%でした。コロナ禍で申請件数が減ったH31年度・R2年度はそれぞれ採択率90%・78%でしたから低下しました。

金額では申請が201億円で採択が114億円となり、採択率57%でした。

 

省エネ補助金は、事業場全体の省エネ計画を⽴案する事業区分(A)(B)(D)と、設備単位で⾼効率省エネ設備への更新を⾏う事業区分(C)があります。

 

区分ごとに採択率と省エネ率を比較しています。令和3年度から仕組みが変わったこともあり、事業場全体の省エネ計画の申請数が少なくなっています。ただ、省エネ量では、指定設備の更新に比較して省エネ量が大きいのがわかります。

 

次に、指定設備の採択数と採択率です。

ユーティリティー設備では、空調・ボイラー・冷蔵設備・モーターの順で申請件数が多くなっています。採択率は、どれも60%台前半でう。

生産設備では、工作機械・プラスチック加工機械の申請件数が多く、採択率はおよそ30%くらいです。

令和4年度の予算規模は253.2億円(3年度は325億円)です。減額に見えますが、昨年度の採択額が118億円なので気にしなくてよさそうです。