公共交通の利用に限る。無理です。

公的機関からの委託の場合に、執務先には自家用車ではなく公共交通機関で行くように指示される場合があります。

 

山口県のような地方の場合に、公共交通機関で執務先に常識的な時間内にたどり着くことは、たいていの場合はできません。それでも、一応は時刻表を確認してみました。JR駅から自家用車であれば30分くらい場所ですが、公共交通機関(路線バス2本とコミュニティバスの乗り継ぎが必要です)を使うと3時間近くかかります。これはさすがに却下です。

 

路線バスの旅
路線バスの旅

もし、路線バス1本で行けるなら、自家用車と大した違いは無いのですが、乗り継ぎがあると時間が果てしなくかかります。

また、上の時間にはJRとバスの乗り換え時間を含んでいません。昨年のダイヤ改正でJRの本数も減ってしまいました。

 

テレビ東京の水バラ:路線バスの旅は、結構な人気番組と思います。実は、ちょっと個人的な理由があって、よく見ています。

 

太川陽介さんと蛭子能収さんの名コンビが繰り広げる珍道中に加えて、最近は田中要次さんと羽田圭介さんのコンビや、対戦形式でジャニーズ河合さんやEXILE松本さん、ローカル電車で競争する村井美樹さんなど新キャラクターも登場して楽しいです。不自由を慈しむのもいいものです。

 

この番組でも、問題は乗り継ぎ時間が延々とかかることです。時間制限があって、待ってばかりいられないので、歩くという選択肢になります。バスに乗っている時間よりも、歩いている時間のほうが長いなんてこともよくあります。

 

また、もう一つの障害が自治体を跨ぐ路線がほとんどないことです。私は広島県の西端の大竹市で働いていたことがあるのですが、お隣の山口県和木町につながるバスが無くて困ったことがあります。補助金や免許か何かの問題があるのでしょうが、利用者には不便です。

 

こうなると、何か知恵がないものか?と思います。昨年、宇部市でもようやくバスに交通系IC乗車券が導入されました。なんでもAIというわけではないですが、データ取得も容易になったわけですから、乗り継ぎ時間が最小になるようなダイヤ編成の妙手が見つからないでしょうか?

 

不自由さも、面白がれる範囲であれば、もっとバスに乗るような気がしています。里山が新緑や花々で美しいよい季節のもなったので、路線バスの旅にチャレンジしてみましょうか?