チャーチルならロシアのウクライナ侵略をどう語るだろうか

チャーチルは第二次世界大戦の際、英国の首相として連合国を主導しました。

 

すぐれた国際感覚を持った政治家であり、現在の国際秩序が曲がりなりにも成立しているのはチャーチル在ればこそです。巧みな演説で知られ、若い頃は従軍記者をしていたこともあり、卓越した文筆家でもあります。1953年に「第2次世界大戦」でノーベル文学賞を受賞しています。ロシアのウクライナ侵略がおこっているなかでは、チャーチルの名言を読み返してみることは意義深いでしょう。

 

チャーチル・ルーズベルト・スターリン
チャーチル・ルーズベルト・スターリン

”チャーチル 名言”で検索すると、たくさんのサイトで多数の名言が紹介されています。関連しそうなものを抜粋してみます。

 

『現在我々は悪い時期を通過している。事態は良くなるまでに、おそらく現在より悪くなるだろう。しかし我々が忍耐し、我慢しさえすれば、やがて良くなることを私は全く疑わない。』

 

『金を失うのは小さく、名誉を失うのは大きい。しかし、勇気を失うことはすべてを失う。』

 

『築き上げることは、多年の長く骨の折れる仕事である。破壊することは、たった一日の思慮なき行為で足る。』

 

『先を見すぎてはいけない。運命の糸は一度に一本しかつかめないのだ。』

 

『不利は一方の側にだけあるものではない。』

 

『目前にせまった困難や大問題にまともにぶつかること。そうすればその困難や問題は、思っていたよりずっと小さいことがわかる。しかし、そこで逃げると、困難は2倍の大きさになってあとで襲ってくる。』

 

『どんなことでも、大きいことでも、小さいことでも、名誉と良識とが命ずるとき以外は、断じてゆずるな。力に対し、ことに敵の圧倒的優勢な力に対しては、断固として絶対にゆずってはいけない。』 

 

『我々の目的は、勝利、この二字だ。あらゆる犠牲を払い、あらゆる辛苦に耐え、いかに長く苦しい道程であろうとも、戦い抜き勝ち抜くことだ。』

 

『一度剣を抜いた以上は、息が絶えるまで、勝利を完全に手中に収めるまで剣を捨ててはならぬ。』

 

『凧が一番高く上がるのは、風に向かっている時である。風に流されている時ではない。』

 

『決して屈するな。決して、決して、決して!』

 

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『資本主義の欠点は、幸運を不平等に分配してしまうことだ。社会主義の長所は、不幸を平等に分配することだ。』

 

『実際のところ、民主主義は最悪の政治形態と言っていい。ただし、これまで歴史上、試されてきたそれ以外のあらゆる政治形態を除けば。』

 

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最後にゼレンスキー大統領の欧州会議での演説。

『私たちは、子どもたちが生きていくのを見届けたいのです。道に外れたことを言っていますか? 私たちは自由のために闘っています。』