エステサロンを自分では利用することはもちろんないのですが、ときどき関わります。
ここでいうエステサロンには、いわゆるエステサロンだけでなく、ネイルサロン・まつ毛サロン・脱毛サロン・美顔・痩身・リラクゼーション・・・などいろいろあります。正確な数はわからないのですが、かなりの数の新規開業があります。しかし、業界全体の規模は縮小しているので、開業を超える数の廃業もあるということです。
美容院を開業するには、2年間養成学校で勉強したうえで、国家資格を取得することが必要です。どこかのお店で何年か修業した後に、独立開業を目指す人は多いです。
美容院業界全体はやはり縮小しています。一方で美容師の数は増えているので、全国的には廃業する美容院のほうが多いと思います。
しかし、山口県のような地方で小さい美容院を開業するなら、意外に失敗は少ない印象です。もちろん、開業に向けてしっかりした準備ができている前提です。
エステサロンを開業するには、特別な資格がありません。スクールで半年とか1年勉強した後に、既存店で経験を積んで開業するというのが一般的と思います。理美容師の場合は、良くも悪くも職人の世界なので、修業が結構厳しいのですが、美容サロンの場合はここが緩い場合がありそうです。また、ホームエステなど、自宅であまり設備をかけずに開業することも可能なので、しっかりした準備をしない方もあります。
エステサロンの場合、美容院とは逆で、山口県のような地方で成功するのは容易ではない印象です。対象となる顧客が、美容院は全ての住民ですが、エステサロンを利用する人はやはり限定されます。地方で固定顧客をつかむには、いろいろな工夫や努力が必要です。
SNSで宣伝したらよいとか、オシャレなwebサイトをつくったらよいとか、では成功しそうにありません。尚、薬機法・医師法や景品表示法に違反する広告宣伝には気をつけましょう。
そのなかでエステサロンが成功する必要条件として、絶対に譲れないのが「清潔」と思います。この清潔は、3S(整理・整頓・清掃)の次にくる清潔です。
エステサロンを、素敵な内装を整えて、最新の機材も導入して、開業したとしても、整理・整頓されて清掃が行き届いている状態が維持されていなければ、成功の確率が下がります。どんなに施術のスキルが高くても、清潔は大事です。
極端に言えば、サロン内だけなくアプローチも含めて、塵ひとつ、糸屑1本も無いように心がけることが肝心です。絵画や装飾品、観葉植物などを並べ立てたせいで、清掃がおろそかになって、裏に埃が溜まっているなんてことが無いようにしたいものです。