ウクライナ国旗混ぜると緑色、ロシアは藤色

ロシア国内でウクライナを支援するときに、緑色のリボンをつけるのだそうです。

 

この理由は、青と黄色のウクライナ国旗をそのまま掲げると差し障りが大きいので、青と黄色を混ぜてできる緑色で代用するのだそうです。また、ウクライナのゼレンスキー(Зеленський)大統領の苗字のゼレンがグリーン(緑)を意味することによるとのこと。ウクライナと合せてゼレンスキーとの連帯を示すという意味とのことです。

 

ウクライナとロシアの国旗
ウクライナとロシアの国旗

ウクライナ国旗は、青は空を、黄は大地を染める小麦(農業)を表しているそうです。

ウクライナ国旗の色を混ぜると緑色になります。

 

ロシア国旗は、白は高貴と率直を、青は名誉と純潔性を、赤は愛と勇気を表すそうです。

ロシアの国旗の色を混ぜると薄紫色、藤色になります。ラベンダー色、ライラック色、かも知れません。

いずれにしても、薄紫色は優しい印象を与えます。軽くて、やわらかくて、癒される色合いで、戦闘とは似つかわしくありません。

 

ところで、ゼレンスキーさんもですがロシアや東欧では○○スキー(○○スキ)という苗字が多いです。このスキーは”~出身”とか”~一族”とかの意味だそうです。ゼレンスキーさんは”緑の一族”ということです。

 

チャイコフスキーのチャイカは「かもめ」ですから”かもめの一族”です。ドストエフスキーのドストエフは「価値がある」なので”価値のある一族”です。

 

ちょっと面白いのは、ムソルグスキーです。ムソルグは反対に「価値が無い=ゴミ」という意味だそうです。但し、これはロシア語でのことで、ムソルグスキーの祖先はローマに遡り、ムソルグはギリシャ語で”ミュージシャン(音楽家)”の意味だそうです。ピッタリです。

 

ムソルグスキー本人も親戚や友人も、ゴミ一族では嫌だったので、ときどき綴りを変えて「ムサルスキー」とか「ムセルスキー」とかを名乗っています。ムソルグスキーの洗礼名もムセルスキーです。但し、ムソルグスキーの名声は高まり、晩年は自ら”ゴミ貴族”と称していたそうです。