SDGs目標16:平和と公正をすべての人に

ロシアによるウクライナ侵攻(武力による侵略戦争)が続いています。

 

SDGsは2015年から2030年の間に達成する目標を示しています。SDGsには前身があってMDGs(ミレニアム開発目標)といって2001年から2015年の間の目標を示していました。SDGsで初めて掲げられた、MDGsには無い目標が「平和」です。

 

SDGs目標16
SDGs目標16

MDGsに「平和」という項目がないのは、平和が当然の目標だからなのか?それとも平和が2015年までにはとても達成できないと考えたからなのか? それは知りません。

 

SDGsでは「平和」が目標として挙げられました。「SD:持続可能な開発」は「平和」でなければらないわけですが、そもそも「平和」とは、ずっとその人たちが、その土地で「持続可能なこと」です。

 

SDGsの17の目標は5つの目標領域に分かれます。この目標領域が「5つのP」です。

People(人間)・Prosperity(豊かさ)・Planet(地球)・piece(平和)・Partnership(パートナーシップ)の5Pです。

 

SDGsの目標16に平和に関する目標(ゴール)が採用されました。

『持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する』

 

目標に至るためのターゲットには、次のようなものがあります。

16.1 あらゆる場所において、暴力及び暴力に関連する死亡率を大幅に減少させる。

16.3 国家及び国際的なレベルでの法の支配を促進し、すべての人々に司法への平等なアクセスを提供する。

 

殺戮はもちろん、あらゆる暴力は、国家レベルでも個人でも許されることではありません。本来、平和は人類が共通して希求する価値観です。

一刻も早く、ウクライナでの戦闘が終結することを強く願います。