新型コロナの陽性者が1週間に60万人、検査が1週間に107万人、陽性率58%だそうです。
まぁ、この数字を見て変だな?と素朴に思います。どんな人を検査しているのかは詳らかにはわかりませんが、陽性率58%というのは検査段階(検体採取から検査まで)でサンプルの汚染が各所で発生している以外にはちょっと考えられません。
風邪の症状がある人を検査して、その原因の6割が新型コロナウイルスなんてことが起こるのは素朴に変です。
これまで、風邪をひいたことがないという人はありません。いや、私は元気で風邪もひかないという人は、単に忘れっぽい人か鈍い人かのどちらかです。
風邪をひく原因はたくさんあります。ウイルスもあれば、細菌やマイコプラズマなども原因になります。
従来から知られているコロナウイルス(既存コロナ)も、もちろんあります。
オミクロン株の感染力がもの凄く強くて、他の風邪の原因ウイルスやら細菌やらを全て駆逐してくれたということなのかも知れません。
感染してもほとんどが無症状か軽症といわれるオミクロンですから、それなら、それで朗報ですが、そんなことはないように思います。
新型コロナ陽性者の死者が1週間に1000人も出ている。この人たちは、新型コロナに感染しなければ亡くなることがなかった!とコメンテーターさんは言います。
しかし、風邪様の症状があって、PCR検査をして陰性だった人を追跡してみてください。こちらは、1週間に1000人を超えて亡くなっているなんてことはありませんか?
これは、感染拡大初期からこのブログで書いているのですが、比較をしない数値は科学ではありません。簡単に調査できるのですから、何故しないのか?ずっと不思議です。
何しろ、冬の時期の日本では1週間に3万人以上が何らかの原因で亡くなります。新型コロナ陽性者の死亡も、死因がコロナ感染症とは限らないのです。そもそもオミクロン株になって、重症肺炎が死因の人は少ないということです。
さて、最新データが公開されている2月8日までの1週間にコロナ陽性者で亡くなった方の性別と年齢階級です。数の多い方から、死亡者の25%が90歳以上の女性、20%が80歳代男性、17%が80歳代女性、15%が70歳代男性、13%が90歳以上の男性です。
このデータをどうとらえるかは自由ですが、コメンテーターさんが望む、90歳以上の女性や80歳以上の男性が一人も亡くならない世界を目指すのは困難な気がします。